ロフト施工例
ロフトとは?
屋根裏部屋のこと。
または、部屋の一部を二層式にした上部スペースのこと。
屋根の傾斜が天井にそのまま出るため、天井が傾斜していることが多いです。
階段を使って上に上がるという点だけから見ると、メゾネットと同じようにも感じられますが、まったくの別物。
メゾネットは、上階も居室と呼ぶ基準をクリアしているのに対しロフトは、建築基準法上の採光・換気の基準を満たしていないので居室とは認められていません。
ロフトの用途としては居住空間ではなく、物置・納戸などの収納スペースとして使われることが多いのですが、寝室や書斎など居室として使っても問題はありません。
また、ロフトが床面積に参入されるかどうかはその大きさによります。(床面積により税金の額が変わる)
【床面積に算入しないロフトのおもな条件】
★天井高が1.4m以下である
★はしごが固定されていない
★直下の階の8分の1以下の面積であること
このような屋根裏部屋のことを、グルニエ(アティック)と呼び、建築基準法では小屋裏物置等と呼びます。
ロフトの長所(メリット)
利点【1】※ロフトに荷物が置けること。
注文住宅を請ける時、よく言われること「収納スペースがたくさん欲しい」どんなに整理しても荷物が増え続けていくのが奥様の悩みの種。
階段下収納と同様に、屋根裏にも収納スペースがあると便利だと考えるのは当然だと思います。
また、緊急に物を隠すとき(来客時など)にも重宝します。
利点【2】※ロフトを居住空間にできること。
建築基準法において、居住空間に適さないとされていますが、それは採光性や空間の狭さにおいて、あくまでも法律上の定義。
実際に寝室、子供部屋、アトリエとして使用されてる方もいます。
屋根裏の梁がむき出しの状態ではなく、仕上げ材を貼って換気口や電気を通せば快適な居住スペースになります。
利点【3】※天井高が高いため、部屋が広く見える。
部屋の一部を二層式にするため、ロフトに面したスペースが吹き抜けのようになり、視線が上へと逃げるために空間が広く感じます。
利点【4】※現代的な部屋に住んでいる優越感♪
ロフト付の物件が増え始めたのが1990年代から。
そのため現代的な賃貸を探すときの目安として「ロフト付」で検索される方がいるくらいです。
ロフトの短所(デメリット)
弱点【1】※天井高が高いため空調効率が悪い。
部屋が狭ければせまいほど、熱効率はよくなります。
ロフトがあるため空間が広がり、熱効率が悪くなりやすいです。簡単に言うと、冬寒く、夏暑くなりやすいです。
弱点【2】※地上とロフトをつなぐために階段が必要。
階段を付けたり外したりが邪魔だという声をいただくことがあります。また、疲れて帰ってきたときにロフトの上にある布団までの移動が面倒だと言う方もいらっしゃいました。
弱点【3】※ロフトと天井が近く、屋根が低い。
これは、ロフトは居住空間として作られていないため、天井までの高さが低いことが多いです。
そのため成人男性だと頭をぶつけてしまいがちです。
この閉塞感を、隠れ家・秘密基地のような感覚で楽しめないと、ロフトを居住空間にするのは難しいため、物置にすることを勧めます。
ちなみにロフトを物置として利用するのは女性が多く、ロフトをパソコンルームや書斎に使うのは男性が多いようです。
狭い空間に自分だけの居場所を確保したくなるのは男性のほうが多いのでしょうか??
ロフトは階段下収納と同じくらい人気の収納ですね!!
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